それって損かも!お得にテレビを処分する方法5選|お金を出さずテレビを処分するにはどうする?
知らないと危ない!家電リサイクル法について解説
不要家電を処分するときによく聞く家電リサイクル法。正式には「特定家庭用機器再商品化用」と言います。
これは使える材料や資源を有効活用して、廃棄物を減少させる目的で作られました。
テレビは家電リサイクル法の対象
家電リサイクル法の対象商品はどのようなものがあるか見ていきましょう。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶テレビ、プラズマテレビ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
テレビも家電リサイクル法の対象商品のため適切な方法で処分する必要があります。
そのため、自治体の運営する粗大ごみなどでテレビを処分することもできません。
全てのテレビが家電リサイクル法の対象になるのか?
大部分のテレビが家電リサイクル法の対象となりますが、一部のテレビは例外として扱われます
- もともと建築物に組み込まれるように設計されているテレビ
- 携帯用の持ち運び用液晶テレビや車載用テレビ
リサイクル料とは?テレビの処分費用はいくらくらい?
リサイクル料金と払う理由
家電リサイクル法の商品を処理するにはリサイクル料金を支払う必要があります。なぜかというと、家電は色々な素材で構成されており、その中には有害な物質も含まれているためです。
そのような物質を適切に処理するには適切な方法で行わなくてはいけません。また、リサイクルプラントという処理場が必要で、そこまでの運搬料や施設の維持・運用のために必要となります。
リサイクル料金はメーカーや製品ごとに異なる
テレビを含む家電リサイクル法の商品は基本的に「リサイクル料金」と「運搬料」を払っています。リサイクル料金についてはメーカーや商品のサイズ、容量によって異なります。これは商品によって使われている素材やサイズなどが異なるためです。
運搬料は各事業者ごとに異なり、お客様のご自宅からプラントまでの距離やサービスの内容によるので事前に確認するようにしましょう。
種類 | 費用の目安 | 運搬料 |
液晶・プラズマ式テレビ15型以下 | 2,000~4,000円 | 1600~3,000円 |
液晶・プラズマ式テレビ16型以上 | 3,000~5,000円 | |
ブラウン管テレビ15型以下 | 1500~4,000円 | |
ブラウン管テレビ16型以上 | 2,000~5,000円 |
テレビのサイズごとの「リサイクル料金」と各事業者ごとの平均的な「運搬料」は上記となります。
上記でも解説した通り「運搬料」については事業者ごとに異なります。
そのため、テレビの処分を安くするために事前に確認をしておくのがおすすめです。
テレビの大きさ調べる方法
もしお持ちのテレビの大きさがわからないときはテレビの型番を調べましょう。
メーカーによって記載場所は異なりますが、正面の下部分や裏側に記載されています。
例えばPanasonic(パナソニック)のテレビでTH-65LX950という型番があったら、最初の2桁の数字がそのテレビの大きさになります
この場合65がテレビの大きさになります。
誰でもできる!簡単なテレビの処分方法5選
新しいテレビの買い替えで販売店に処分してもらう
新しいテレビを購入する場合、処分を予定しているテレビを家電量販店側で引き取ってもらうことができます。
この方法だとテレビを自分で運び出す必要がなく、テレビを新しく買い替える方であれば誰でも使えて便利です。
テレビの処分が面倒という方におすすめです。
唯一の難点として、この方法だと「リサイクル料金」+「運搬料」の費用を支払う必要があることです。
もし下取り対象のテレビであれば無料で引き取ってくれるケースもありますが、製造から7~10年ほど経過しているものは対象外になるお店が多いです。下取りの基準については各家電量販店ごとに違うため事前に確認してみましょう。
当時買ったお店でテレビの処分依頼をする
テレビを買い替える予定がなく処分だけしたいという方も、当時の購入したお店に連絡すれば対応してくれます。
流れはテレビの買い替えのときと同じく、業者が自宅まで取りに来てくれるのでとても電離で簡単です。
ただ、費用については同じように「リサイクル料金」+「運搬料」が発生するので持ち込みでテレビを処分するよりも高いです。
amazonなどのネット通販で購入したテレビも同じく処分ができるので
購入したところに問い合せしてみましょう。
大手の家電量販店ではこのような料金設定になっています
店舗名 | 運搬料 |
ビックカメラ | 1,650円(税込み) |
ヨドバシカメラ | 550円(税込み) |
ヤマダ電機 | 1,650円(税込み) |
ケーズデンキ | 1,430円(税込み) |
上記以外の家電量販店に依頼する場合は事前に料金を確認しておきましょう。
自治体が指定した回収業者に処分を依頼する
各自治体や市区町村ではテレビを粗大ゴミとして処分できなくなりましたが、
自治体によっては指定業者があり、連絡して処分ができるところもあります。
自分の住んでいる地域が家電リサイクル法の商品を取り扱いがあるかは
インターネットでも調べられるので事前に確認しておきましょう。
自治体にテレビの処分をするときの流れ
- 自治体に電話でテレビの処分をしたいという旨を伝える
- 近くの郵便局でリサイクル券を購入する
- 指定業者でテレビを引き上げ
上記のような流れでテレビの処分が可能です。
ただ、指定業者だと家屋内からの搬出をしてくれないところもあるため、
女性の一人くらしやご高齢の方、大型のテレビをお持ちの方は場合によっては
おすすめできないサービスとなってしまいます。
テレビを指定引取所に持ち込んで処分してもらう
必要な費用はリサイクル券の料金だけなのでテレビを処分する方法としては
比較的安く抑えられます。
デメリットとして、自分で指定引取所まで行く必要があるので、
時間や労力がかかるため少し手間がかかるという点です。
買取業者やリサイクルショップに依頼する
無料査定をしてくれる業者が多いので、一度確認してみると
お得に処分できる可能性があります。
メーカーによっては5年以上経過すると案内できない可能性も?
買取業者を使う場合はテレビの製造年式を確認するようにしましょう。
買取業者やリサイクルショップは再販売できると判断した商品でないと買取・無料引取ができないためです。
多くの買取業者では製造から5年経過するとご案内が難しくなるケースがあります。
ただ、商品のサイズやメーカーなどのスペックによってはもっと古いテレビでもご案内ができる業者もあります。
そのため、製造から5年以上経過していても無料査定だけして確認してみるといいですね。
テレビの処分を無料でできる方法は?
もしお持ちのテレビがどこでも買取・無料引取ができなかった場合はどうすればいいのか。
ここではどうしても費用をかけずにテレビを処分したいという方におすすめの方法をご紹介します。
フリマサイトを活用する
メルカリやヤフオクなど、無料で使えるフリマサイトを利用するのが最も有効な方法です。
古くても売れるの?と心配される方もいると思います。
もちろん新しいテレビの方が売れやすいですが、中には問題なく動作すればいいという方もいます。
そういった方と直接取引できればテレビを無料で処分することも可能です。
この時に、サイトごとの決済手数料や送料の設定があるのでしっかり確認してから行うようにしましょう。
最近ではジモティーという無料アプリを活用して、不用品をお得に処分する方も多くなっていますので
一度お試しいただくことをおすすめします。
悪徳業者に注意!運搬料金などその他費用の確認
テレビを処分する時、不用品回収業者は使い勝手がよくて便利です。
ただ、中には悪徳な業者もいるので実際に利用するときは注意が必要です。
- 軽トラックで無料回収をうたいながら住宅街を巡回している業者
- ホームページがなく、実態がつかめない業者
- ネット上の口コミや評判が良くない業者
もし少しでも悪徳業者だと思ったらその場で決めず、
他社でも見積もりをとって比較してみましょう。
中には本日限りに見積もりなどすぐに契約しようとする業者もいるので
その時はきっぱり断りましょう。
リサイクル券を購入する方法について
リサイクル券は「料金販売店回収方式」と「料金郵便振込方式」の2つの方法で購入することができます。
料金販売店回収方式
不用品回収業者や家電量販店、自治体の指定する業者に料金を支払いリサイクル券を代わりに購入してもらう方法です。
消費者が自分でリサイクル券を用意しなくていい方法で、この方法が一般的な方法と言えます。
御者によっては料金販売店回収方式に対応していないこともあるので電話などで事前に確認するようにしましょう。
料金郵便振込方式
消費者が事前に郵便局に行ってリサイクル券を購入する方法です。
支払いは窓口もしくはATMで対応可能です。
ATMであれば土日でも支払いができるので便利ですが、この方法だと窓口で発行される
「振替払込受付証明書」を受け取る必要があるため手間になってしまうケースも多いです。
振替払込受付証明書を保管する
リサイクル券の支払いをしたら必ず窓口で振替払込受付証明書を受け取りましょう。
テレビを処分するときにテレビ本体に添付する必要があるものです。
もしなくしてしまった場合は家電リサイクル券センターにお問い合わせしてみましょう。
「排出者控」を必ずもらう
処分するテレビを渡したら「排出者控」と言われる用紙をもらいましょう。
これは渡したテレビが正式な手順で処分されたかを確認するために必要なものになります。
控えにお問い合わせ管理番号が記載されており、
その番号をもとにテレビが適切に処分されているか確認することができます。
リサイクル券を間違えると引取できない
間違ったリサイクル券を購入すると商品コードや料金区分が変わってしまうためテレビを引き取ってもらうことができません。
そのため、間違えてしまった場合は郵便局に窓口に行ってもう一度手続きをしてもらいましょう。
間違えて購入してしまったリサイクル券は返金してもらえるので家電リサイクル券センターにお問い合わせしてみましょう。